
産まれるまでの赤ちゃんの体勢ってどういうものだったか覚えていらっしゃいますか?エコーなどで確認すると、赤ちゃんはママのおなかの中で丸まっていましたよね。
それが産まれて外の世界に出てくると急にまっすぐな姿勢で寝かされる…これって案外生まれて間もない赤ちゃんには辛いものではないでしょうか。
大体生後3か月未満の赤ちゃんの寝かしつけをする際に、オススメの抱っこの方法があります。
なかなか寝付かなくて悩んでいるパパやママがいらっしゃいましたら是非一度試してみてはいかがでしょうか?
■生まれたばかりの赤ちゃんの背骨はCカーブ
アナタの背骨はどのような形になっていますか?ゆるやかなS字カーブになっているという方が大半ではないでしょうか?
年齢を重ねていくうちに腰が曲がってきて、その形はだんだんとくの字のようになってきます。
そして、ママのおなかの中できゅっとまるまっていた赤ちゃんの背骨は、産まれたばかりの頃はCの形になっているのです。
特に生まれて間もないころから昼夜の区別がつきだす生後3か月くらいまでの赤ちゃんにとっては、このおなかの中にいるときの姿勢だととても落ち着きます。そのため、抱っこをするときに出来るだけおなかの中にいるときと同じような姿勢を取ってあげればいいのです。
この姿勢にしてあげるだけで、安心してすーっと泣き止む子もいるそうですし、そのまま眠りにつく子もいます。
■Cの形を保つ抱っこの仕方
首の座っていない赤ちゃんの抱っこって結構怖いですよね。ガクンと頭を揺らさないように注意しながら抱っこをしてあげましょう。
首の座らない赤ちゃんの背中をCの形で抱っこするには横向きで抱っこするようにしましょう。
両手で輪を作り、片腕の手首からひじの部分に赤ちゃんの首の付け根を乗せて支えます。もう片方の腕で赤ちゃんの膝の裏を支えましょう。
この時背中が丸くなるように、お尻を少し突き出したような姿勢にしてあげてください。両手で輪を作る時は、ご自分の手首をつかむようにすると安定するでしょう。
滑りやすい素材のお洋服を着ていたり、赤ちゃんが急に反り返ったりすると滑ったりして危ないので十分に注意してくださいね。
■どうしても難しい場合
どうしても反り返ったりして難しい場合は、大きめのバスタオルやスリングなどを使ってみるのもよいでしょう。
大き目のバスタオルに赤ちゃんを寝かせ四隅をしっかりと持ってハンモックのようにします。そのままゆっくりとゆらゆら揺らしてあげてください。
スリングは使うのに少々コツがいりますが、上手に抱き込むことが出来れば自然とCの形になります。使い方講座が地域で開かれていたり、動画などでも使い方についての説明があるので、興味がある方は使用してみてはいかがでしょうか?
■首が座っていないので細心の注意を
首が座っていない赤ちゃんの扱いには細心の注意を払いましょう。無理な体制をとっていても赤ちゃん自身が痛みを感じにくいので泣かなかったりすることもあります。
変な姿勢になっていないか、関節などがおかしくないかをよく確認するようにしてくださいね。