
「うちの子は寝グズリも夜泣きもしなくて楽だわ」なんていうママさんの声を聞いたことがあるかもしれません。そんなことをいわれると、なんで?どうして?どうやると寝グズリも夜泣きもしない子になるの!なんて、赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいるパパやママは思いますよね。
また、余裕な他のパパやママの姿を見ると、まるで自分の育て方が間違っているんじゃないかなんて不安になってしまうかもしれません。
インターネットの掲示板などを見ると、寝グズリや夜泣きが激しいパパやママに対して、「あなたの子育てが悪いんじゃないの?虐待しているんじゃないの?うちの子はそんなに泣かなかったわ」なんていい放つ近所の方も実際にいるようです。
毎日毎日必死なのに、更にそんな風にいわれてしまうと、本当につらく、子育てに自信がなくなってしまいますよね。
では、本当に寝グズリや夜泣きをしない子育てってあるのでしょうか?
■眠り方は子ども一人ひとりの個性が大きい
例えばAという赤ちゃんによく効く寝かしつけ方法がBという赤ちゃんにも効果的とは限りません。まったく同じ寝かしつけ方をしたとしても、眠りに入るまでの時間や起きてしまう時間などは異なるのです。
赤ちゃんにはそれぞれ個性があり、性格があります。そのため、実は「こうすれば確実に夜泣きも寝グズリもしない子どもに育つ!」なんて子育て方法は存在しないのです。
眠いと感じるとスーッと眠りに入れる子や、一度眠ると深く眠り朝まで起きない子は、子育て方法が素晴らしいのではなく、その子の個性といえます。こういった赤ちゃんは大きくなっても眠りが深い子が多いようです。
それと同じように、眠るためにどうしてもグズグズしてしまう子、眠ってもかすかな光や音ですぐ目を覚ましてしまう子というのもいるのです。
■寝かしつけによくないといわれる行動はしないようにしましょう
子どもには個性があり、確実にすべての子どもに効果的な寝かしつけ方法や子どもが寝るような子育て方法は確立されていないという説明をしましたが、それでも多くの赤ちゃんが眠りに誘われるような環境や傾向というものは存在します。
また、赤ちゃんの眠りを妨げるような環境というのもわかってきています。
ご自分の子育て方法や寝かしつけに自信がないという方は、是非この眠りを妨げるような環境を作ってしまっていないかを確認してみてください。
・夜眠るときに部屋が明るい
・テレビなどがつけっぱなし
・寝かしつける直前や普段からスマートフォンやパソコンなどを見せている
・大音量の音楽や音であふれている
・室温が著しく暑いまたは寒い
眠る環境がこのような状態であるとなかなか赤ちゃんは寝付きにくいといわれています。もしなかなか寝ない赤ちゃんにお悩みでこれらの事に当てはまる場合は是非改善してみてくださいね。
また、効果的な寝かしつけの方法も様々な情報がインターネットなどで提供されています。もしかしたらその中のどれかにご自分の赤ちゃんに合った寝かしつけ方法などがあるかもしれませんので、様々試してみる事もオススメします。