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夜ようやく寝るようになった…と安心して布団に入ると急に「ぎゃぁぁ」と赤ちゃんが泣きだしてびっくりしたことありませんか?

生後6か月くらいになると始まるといわれているのが夜泣きです。夜泣きはその名の通り、夜泣くことですが、起きている最中におこる現象ではありません。

なんと、すやすやと眠っている最中に何の前触れもなく急にわんわんと泣き出すのです。このような事が起きると、初めて経験するパパやママは一体何が起こったのかわからなくてパニックになってしまうことも多いようです。

何かの病気じゃないか?と不安になる方もいらっしゃるようですが、夜泣きは病気ではありませんので、ご心配なさらないでくださいね。

ではどうして夜泣きという現象は起こるのでしょうか?

■夜泣きの原因は実は不明なんです

昔から多くの赤ちゃんが経験している夜泣き…しかし、その原因は実はまだ解明されていないのです。

一般的によくいわれているのが、睡眠のバランスが崩れたりすることが原因ではないかということです。生後6か月くらいになると、毎日の生活サイクルがある程度できてくるため、前日夜更かしして朝著しく遅く起きたり、睡眠時間がいつもより短いなどがあるとそれがストレスとなり夜泣きに繋がるのではないかと考えられているのです。

また、テレビやパソコン、スマートフォンなどの刺激が日中に強すぎたり、眠る直前までそういったものに触れているとそれもストレスとなってしまうのではないかともいわれています。

それらの刺激が、眠っているときの情報整理の段階で何らかの悪影響を与えているのではと述べている方もいるのです。

しかし、どんなに規則正しい生活を送っていたとしても、テレビやスマートフォンなど強い刺激に触れていなくても夜泣きをする赤ちゃんもいます。そのため、夜泣き=子育てが良くないでは決してありませんので、深く考えすぎないようにしましょう。

赤ちゃんは泣くのも仕事のうちとおおらかに考えることも必要ではないでしょうか。

■赤ちゃんは日々すさまじい勢いで成長しています

夜泣きを成長の過程の一つととらえることをオススメします。夜中に突然大きな声で鳴かれると、焦って、早く泣き止ませたくてどうしていいのかパニックになる事もあるかもしれません。

信じられないかもしれませんが、「夜泣き」という概念が存在しない国もあるそうなのです。赤ちゃんは泣くものととらえているため、昼間に泣こうが、夜泣こうが、笑顔から急に泣き顔になろうが当たり前の事ととらえて育児をしているからだそうです。

日本でも、「赤ちゃんは泣くもの」とはいわれていますが、実際には人の目もありますし、近所の迷惑などを考えると、「どうして夜に泣くの!」なんて考えてしまうものですよね。

赤ちゃんは日々すさまじい勢いで成長をしています。睡眠で、記憶の整理や情報の定着を行うといわれていますので、日中の情報量に整理が追い付かず、泣いてしまう…なんていうことももしかしたらあるかもしれませんね。

夜泣きは決してパパやママの接し方が悪いから起こるわけではないということを理解しておき、夜泣きの原因はと考えるなら、しいていうなら「赤ちゃんだから」ととらえるようにすると、少しは夜泣きをする赤ちゃんに対しておおらかに接することができるようになるではないでしょうか。