
新生児期の赤ちゃんのお世話って大変ですよね。ママはまだ産後の回復期にあって、昔は家事を出来るだけせずに回復に努めないと産後の肥だちが悪くなるともいわれていました。
でも、ママもパパも初めての赤ちゃんのお世話でゆっくり休むどころではないのではないでしょうか?
オムツに授乳に寝かしつけ…毎日必死な事だと思います。そんななかでも、寝かしつけが上手くいかないと悩むパパママも多いようです。特に初めての子どもの場合、この子は全然寝ないけど大丈夫なのだろうか?と不安になったり、逆に眠りすぎているけど何かの病気なんじゃないかと心配になってしまったりすることもあるかもしれません。
新生児期の赤ちゃんはいったいどのくらい眠るのが普通なのでしょうか?
■新生児期の赤ちゃんの平均睡眠時間は…?
新生児期の赤ちゃんの平均睡眠時間は、大体1日に16時間から18時間だといわれています。また、よく眠る子だと20時間から22時間眠っているなんてこともあるようです。
1日の9割を眠っているなんて大人からしたら信じられませんよね。それでも新生児期の赤ちゃんにとっては必要な時間。
ママのおなかの中でゆっくりしていたのに、急に外の世界出て肺で呼吸もしてミルクや母乳も飲んで、泣いて…と、とても体力を使っているので、その体力回復の為に眠る事も重要なことなんです。
泣くからおなかがすいたんだと思って、授乳をするとそのまま眠ってしまうなんてことも多いのではないでしょうか?
新生児期の赤ちゃんは、泣いて、飲んで、眠ってを繰り返しています。そのサイクルはだいたい2~3時間で繰り返されるといわれており、長時間眠り続けるということはあまりありません。
そのため、朝だろうが昼だろうが、それこそ夜中であっても赤ちゃんは目を覚まします。また、実は眠るのにも体力がいるのですが、新生児期の赤ちゃんにはその体力も少ないので、眠る時間も短いのではともいわれているのです。
1日に1回も目が覚めないなんという事態になると授乳もままなりませんし、一度病院に診てもらう事をオススメしますが、基本的には授乳時やおむつの交換時、沐浴の時などに目が覚めているという状態であれば、どんなに眠っていても眠りすぎで病気ということはありませんので、ご安心くださいね。
■心配しないで!16時間も眠らない赤ちゃんもいます
眠りすぎの新生児でも病気ではないという説明をしましたが、「うちの子逆に全く寝ないんですけど!」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
でも心配しないでください。16時間程度というのはあくまでも目安になります。これよりも少なくても問題ありません。
体力のない赤ちゃんは、ちょこちょこ寝て起きて授乳を繰り返します。2~3時間ごとの目安で繰り返しますが、2時間だと授乳は10回以上となりその分睡眠時間は短くなるともいえます。
また、授乳中に気持ち良くてそのまま眠ってしまう赤ちゃんもいますし、ママやパパに抱っこされていないと眠らない赤ちゃんもいます。
眠りにはその子その子の個性も強く出ますので、「そういう子なんだ」と受け入れてあげ、おおらかな気持ちで接してあげることも大切です。
何よりも、赤ちゃんの生活に合わせてパパママも生活しないといけませんので、赤ちゃんが眠っている時間はできるだけ大人も体を休めるようにしましょう。
ただし、睡眠時間が10時間未満だという新生児期の赤ちゃんの場合は是非一度病院や保健師さんに相談をされてみてくださいね。