いざという時イライラしないために…月齢別夜泣き対策とは

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夜泣きは一般に生後3か月くらいから始まり、1歳前後ぐらいまでで収まるといわれています。

今回は月齢に合わせた夜泣き対策についてまとめてみました。パパやママの夜泣き対策のご参考になさってみてください。

■新生児期の赤ちゃんの夜中に泣くことへの対策は?

新生児期の赤ちゃんは、まだ昼夜の区別がついていませんし、一日の大半を眠って過ごします。2~3時間ごとの授乳が必要にもなりますので、夜泣きというよりも、「おなかがすいた」と泣いているのかもしれません。

赤ちゃんが泣いたら、おむつを見てあげましょう。必要であればおむつを替えて、その後授乳します。そのまま眠ってしまう場合もありますが、授乳しておなかがいっぱいになったはずなのに泣いてしまう場合は、寒かったり暑かったりが気に入らない可能性もあります。

■生後1~2か月での夜泣きの対策は?

生後2か月未満の赤ちゃんは、昼夜の区別がようやくわかってきたかな?程度の感覚です。そのためお昼だろうと夜だろうと関係なく起きていたり泣いたりもしますので、パパやママはこの時期の赤ちゃんはそういうものだと認識して付き合ってあげることが大切です。

新生児期の赤ちゃんと同様にまずは、おむつのチェックをし、おなかがすいていないか、気温は大丈夫か、洋服なども問題ないかなどを確認してあげましょう。

■生後3か月~6か月くらいから夜泣きがはじまります

生後3か月くらいになると昼夜の区別がつくようになるといわれています。このころの赤ちゃんは、朝起きて夜眠るという生活サイクルに何とか体を合わせようと必死なのです。

体内時計も徐々に整ってはきますが、まだまだ狂いがち。上手に適応できないと夜泣きに繋がるともいわれていますので、できるだけ、同じ時間に起きて同じ時間に寝かしつけるというように、毎日同じ生活サイクルで過ごすようにしましょう。

■生後7~9か月は夜泣きのピークといわれてます

生後7か月くらいになると、生活のリズムも大分整うようになってきて、赤ちゃん自身が夜は眠るものだと認識ができるようになってきます。

このころ、脳も大きく発達し自我が芽生えてきたり様々な主張をするようになってくるのですが、この成長の過程でも夜泣きが起きてしまうともいわれているのです。

そのため、このころの赤ちゃんの夜泣きは成長の過程の一つなのだとおおらかな気持ちで受け止めてあげることが重要になってきます。夜泣きをされるとパパやママもゆっくり眠れないのでイライラしてしまいますが、夜泣きは病気ではないのでいつかおさまります。

一度はっきりを目を覚ましてあげるなどすると泣き止みますのでぜひ試してみてください。

■生後10か月~1歳は理由なく泣いている場合も多い?

夜泣きははっきりと原因が解明されていませんが、理由なく泣いている場合も多いのではないかともいわれています。特に、生後10か月以降の赤ちゃんが夜泣きをするのはこのような場合が多いのではないかということです。

また、日中の活動の刺激が睡眠時、脳で整理をするときに強烈な印象となって泣いてしまうことに繋がるのではとも考えられています。

このころになると、夜泣きをしても自発的に収まる場合もありますので、夜泣きをしたからと言ってすぐに授乳をしたり、抱っこをしたりせずに、5分程度様子を見てみるというのも大切です。

泣いているのを見守るのはなかなか心苦しいですし、近所の迷惑では…と焦ってしまうかもしれませんが、成長の過程ととらえ、優しく見守ってあげてください。

夜泣きや寝グズリをしない子育て方法ってあるの?

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「うちの子は寝グズリも夜泣きもしなくて楽だわ」なんていうママさんの声を聞いたことがあるかもしれません。そんなことをいわれると、なんで?どうして?どうやると寝グズリも夜泣きもしない子になるの!なんて、赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいるパパやママは思いますよね。

また、余裕な他のパパやママの姿を見ると、まるで自分の育て方が間違っているんじゃないかなんて不安になってしまうかもしれません。

インターネットの掲示板などを見ると、寝グズリや夜泣きが激しいパパやママに対して、「あなたの子育てが悪いんじゃないの?虐待しているんじゃないの?うちの子はそんなに泣かなかったわ」なんていい放つ近所の方も実際にいるようです。

毎日毎日必死なのに、更にそんな風にいわれてしまうと、本当につらく、子育てに自信がなくなってしまいますよね。

では、本当に寝グズリや夜泣きをしない子育てってあるのでしょうか?

■眠り方は子ども一人ひとりの個性が大きい

例えばAという赤ちゃんによく効く寝かしつけ方法がBという赤ちゃんにも効果的とは限りません。まったく同じ寝かしつけ方をしたとしても、眠りに入るまでの時間や起きてしまう時間などは異なるのです。

赤ちゃんにはそれぞれ個性があり、性格があります。そのため、実は「こうすれば確実に夜泣きも寝グズリもしない子どもに育つ!」なんて子育て方法は存在しないのです。

眠いと感じるとスーッと眠りに入れる子や、一度眠ると深く眠り朝まで起きない子は、子育て方法が素晴らしいのではなく、その子の個性といえます。こういった赤ちゃんは大きくなっても眠りが深い子が多いようです。

それと同じように、眠るためにどうしてもグズグズしてしまう子、眠ってもかすかな光や音ですぐ目を覚ましてしまう子というのもいるのです。

■寝かしつけによくないといわれる行動はしないようにしましょう

子どもには個性があり、確実にすべての子どもに効果的な寝かしつけ方法や子どもが寝るような子育て方法は確立されていないという説明をしましたが、それでも多くの赤ちゃんが眠りに誘われるような環境や傾向というものは存在します。

また、赤ちゃんの眠りを妨げるような環境というのもわかってきています。

ご自分の子育て方法や寝かしつけに自信がないという方は、是非この眠りを妨げるような環境を作ってしまっていないかを確認してみてください。

・夜眠るときに部屋が明るい
・テレビなどがつけっぱなし
・寝かしつける直前や普段からスマートフォンやパソコンなどを見せている
・大音量の音楽や音であふれている
・室温が著しく暑いまたは寒い

眠る環境がこのような状態であるとなかなか赤ちゃんは寝付きにくいといわれています。もしなかなか寝ない赤ちゃんにお悩みでこれらの事に当てはまる場合は是非改善してみてくださいね。

また、効果的な寝かしつけの方法も様々な情報がインターネットなどで提供されています。もしかしたらその中のどれかにご自分の赤ちゃんに合った寝かしつけ方法などがあるかもしれませんので、様々試してみる事もオススメします。


おしゃぶりを使った寝かしつけ…良い点・悪い点をご紹介

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マンガやアニメなどで赤ちゃんの絵を見ると、大体くわえているのがおしゃぶり…少し前までおしゃぶりって赤ちゃんのトレードマークの一つでしたよね。

しかし、近年、おしゃぶりは歯並びに悪影響なのではないかということで敬遠されるパパママも増えてきたようです。

おしゃぶりって本当に悪影響なのでしょうか?

今回は、おしゃぶりを使った寝かしつけについて調べてみました。主にメリットやデメリットについてまとめていますので、おしゃぶりを使うかどうかの判断材料にしてみてくださいね。

■赤ちゃんは吸うことによって安心する?

生後間もない赤ちゃんから備わっている本能の一つに「吸綴反射」というものがあります。これは、口にしたものを何でもちゅうちゅう吸うという反応で、生後すぐからママのおっぱいを飲むために必要な本能でもあるのです。

赤ちゃんはママのおっぱいを吸うと安心して眠ったりしますよね。同じように何かを吸っていると不安な気持ちが落ち着いて眠りに導かれるということがあったりします。この効果を利用しておしゃぶりによって赤ちゃんを眠りに導くことができるといわれているのです。

■おしゃぶりをつかった寝かしつけの方法とは?

赤ちゃんが眠くてグズグズぐと泣き出したらおしゃぶりをくわえさせてあげましょう。赤ちゃんがおしゃぶりに気付かずに口を開けないようなら先端で唇を軽く刺激してあげます。この時、苦しそうに泣くのに無理やり口に突っ込んだりはしないようにしてくださいね。

ちゅうちゅうと吸い出して泣き止んだらしばらく様子を見ます。もしお布団などにおいても泣かないようでしたら、おしゃぶりをしたままお布団においてあげてください。

うとうとと眠ってきたら、吸う力も弱くなってきます。ぽろっと口から離すまで待ってあげるか、少し引っ張っても反応が無ければおしゃぶりを外してあげてください。上手にくわえられない場合は、手で支えてあげてくださいね。

■おしゃぶりは多くの子どもを眠りに誘った実績があります

おしゃぶりの最大のメリットは、パパやママが楽に寝かしつけることができると言った点です。抱っこや歌などを歌ったりしてもなかなか泣き止まずぐずぐずいっている赤ちゃんもおしゃぶりだとぴたりと泣き止むなんていうこともあります。

泣き止んだ後もそのまま眠りに誘われることも多いです。また、おしゃぶりをくわえたら眠る時間と赤ちゃんに印象付け、入眠儀式としても有効な方法といわれています。抱っこをしすぎて体がぼろぼろになっているパパやママにはぜひ試していただきたい方法でもあります。

■おしゃぶりのデメリットって本当なの?

おしゃぶりをすることのデメリットとしてよくいわれるのが「歯並びが悪くなる」ということです。しかし、これは歯並びが固定されてくる2歳半以降でもまだ使っていたらの場合です。歯が生えていないような生後1か月以降の赤ちゃんなどに使用しても全く歯並びに悪影響になる事はありません。

2歳を過ぎてもおしゃぶりをなかなか手放せない場合は、歯並びについての悪影響を考える必要が出てきます。

もう一つのデメリットとしてあげられるのがおしゃぶりを卒業するのが大変ということです。

しかしこれも個人差が大きく、すぐに卒業できる子もいればなかなか卒業できない子もいます。ご自分のお子さんがどちらのタイプか見極める必要があるということですね。無理に卒業するとその後の指しゃぶりなどに繋がる可能性も出てきます。

おしゃぶりに頼りすぎると卒業がつらくなりますので、ある程度ルールを持って使用することも大切です。

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