パパもママも実践!生活リズムを整えるコツをご紹介!

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赤ちゃんが生まれて今までの生活リズムが一変した!という方も多いのではないでしょうか。

そんな中で、パパはお仕事に行かなきゃいけないし、ママは家事に忙しい…なんてこともあり、なかなか思うような毎日を送れないと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

新生児期といわれる生まれたばかりの赤ちゃんは、体内時計が無く、胎児の時の夜型の生活をそのまま引き継いでいます。そんな中で、外の世界に慣れていこうと毎日必死なのです。

大人でも急に生活環境が変わって、リズムを変えられるとなかなか順応するのは難しいですよね。それを生後間もない赤ちゃんに強要するのは大変酷な話ではないでしょうか?

それでも、やはり赤ちゃんもだんだんとパパやママの生活スタイルにあわせていく必要があります。その時に、是非パパやママも一緒に今までの生活リズムを見直してみてはいかがでしょうか?

家族みんなで同じリズムで生活できるようになれば、赤ちゃんの寝かしつけもぐっと楽になるかもしれません。

■まずは規則正しい生活を心がけましょう

もし、余裕があるなら、ご家族それぞれの1週間分の就寝時間と起床時間をメモしてみてください。この時間がだいたいずっと同じであるならば、それはそのご家族で既に生活のリズムが出来ているということになります。

しかし、1週間の就寝時間と起床時間がバラバラなら、家族の生活リズムができておらず、体が付いて行っていない可能性もあるでしょう。

特に赤ちゃんとなると、毎日同じ時間にねむったり起きたりというのは難しいかもしれません。それでも、毎日決まった時間に寝かしつけをはじめ、決まった時間に起こすということを繰り返すことによって生活のリズムというのはできてきます。

もし、可能でしたら赤ちゃんと一緒に眠ってください。そして、起きるときも赤ちゃんと一緒に起きてみてください。これを繰り返していくと、赤ちゃんにも生活リズムが付き、決まった時間になると眠たくなるようになります。

大人の場合は、休みの前などは特に夜更かししたかったり、朝もゆっくり起きたいという思いもあるかもしれませんが、生活リズムを付けるために最も大切なことは、毎日決まった時間に決まったことをすることですので、変わらない日々を過ごすようにしましょう。

■行動をするときに声をかけましょう

朝になれば「おはよう」といいますよね。夜眠る時は「おやすみなさい」ですよね。この掛け声。じつはとっても重要なのです。

赤ちゃんは言葉の意味は分かりませんが、その音などでフレーズを覚えます。朝赤ちゃんに向って「おはよう」といい続けていれば、この言葉が聞こえると起きるんだなと分かるようになるのです。

この声掛けは赤ちゃんだけでなく、一緒に暮らす家族みんなで行いましょう。夜眠る前には「おやすみなさい」、朝起きた時には「おはよう」と決まったフレーズが聞こえると、赤ちゃんもその環境に合わせ準備をするようになるといわれています。

まずは眠るための環境を整えてあげましょう!

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普段赤ちゃんを寝かしつけしているお部屋の環境は一体どのようなものですか?

寝室ですか?電気がついていますか?テレビなどが付いたままですか?音楽が流れていたり、誰かがスマートフォンを使っていたりしますか?

部屋は暑すぎたり寒すぎたりしませんか?寝かしつけの前におむつはどうされていますか?毎日同じ場所で寝かしつけていますか?

これらのことは、赤ちゃんの寝付きと大きくかかわってきます。

赤ちゃんはよく寝るもの…といわれていますが、実際に赤ちゃんとの生活が始まると、想像以上に赤ちゃんが寝ないということでびっくりされたり、不安に思っていたり、もしかしたら現状にうんざりされている方もいらっしゃるかもしれません。

全ての赤ちゃんがいつでもどこでも眠れるわけではないのです。大人でもそうですよね。どこでもすぐに眠れる寝つきの良い人もいれば、決まった場所の決まった寝具ではないと眠れない人や、枕が変わると眠れなくなる…なんていう人もいますよね。

赤ちゃんも同じです。時間も場所も問わず、眠くなればどこでも眠れる赤ちゃんもいれば、なかなか眠りにつくのが難しい赤ちゃんもいます。

そのため、それぞれの赤ちゃんに沿った環境を作ってあげるということがとても重要になってくるのです。

赤ちゃんに気持ちよく眠ってもらうための第一歩として周辺の環境を整えてあげてみはいかがでしょうか?

■身体的不快を取り除いてあげましょう

着せられた洋服が少しずれているだけで不快を感じ、眠れない赤ちゃんもいますし、おむつが不快で眠れない赤ちゃんもいます。または、おなかいっぱいでないと眠れない赤ちゃんもいるので、まずは、それら赤ちゃんが不快に感じる部分を整えてあげましょう。

授乳をしてみたり、洋服を確認してみたり、おむつが少しでも濡れていれば取り替えてあげるのもよいかもしれません。また、それらを行う際に、体に異変がないかもチェックしておきましょう。

あせもやおむつかぶれも眠れない原因になるようです。皮膚が赤くなっていたり、ただれていたりすれば、病院に相談してみてください。

■体温調節が苦手な赤ちゃんのために

眠る部屋の室温を整えてあげましょう。赤ちゃんは大人が思っている以上に体温調節が上手にできません。大人がちょっと暑いなと感じているならば、赤ちゃんは汗だくになっていることもありうるのです。

寒さや暑さが不快で寝付けない赤ちゃんも多いといわれています。赤ちゃんに快適な温度は、大人が過ごしやすいと感じる温度が良いですね。以前は大人が来ている服プラス1枚なんていうのもいわれていましたが、それはエアコンなど温度を調整するものがない時代の話です。

今は、着こませすぎもよくないといわれていますので、大人と同じ枚数を目安に過ごさせてあげてください。

■興奮状態になると眠れなくなります

ずっと胎内にいた赤ちゃんは、初めて触れる外の世界のちょっとした刺激にも敏感に反応します。特に、寝かしつけるときに、テレビを付けたままのご家庭や、赤ちゃんの近くでスマートフォンを扱っているご家庭はご注意ください。

テレビやスマートフォンの刺激は、赤ちゃんにとってはとても強いものになります。眠りに入る段階で、このような刺激があると赤ちゃんは興奮状態になり、なかなか寝付けなかったり、寝グズリの原因にもなるといわれているのです。

また、部屋の明かりですら赤ちゃんの刺激になる場合もありますので、普段明るい部屋で寝かしつけていてなかなか寝ないという場合は部屋を真っ暗にしてみるのもよいでしょう。

昔からのことわざ「寝る子は育つ」ってホントなの?

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「寝る子は育つ」っていうことわざを一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?子供の頃、親に「寝る子は育つんだから早く寝なさい!」なんて怒られたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。

「寝る子は育つ」とは言葉の通り、よく眠る子は丈夫に育つという意味のことわざになります。ことわざ自体は昔から使われていますが、果たして科学的根拠はあるのでしょうか?

今回は、「寝る子は育つ」は本当なのかどうかを調べてみました。

■成長ホルモンは寝ている間に分泌される

赤ちゃんの成長にとって欠かせない成長ホルモン。このホルモンは、睡眠時に分泌されます。この分泌を受けて、赤ちゃんの脳や体は眠りながらにして成長していくのです。

つまり、眠っている間に成長しているということになります。そのため、「寝る子は育つ」という言葉は正しいということになりますね。

ただし、ただ眠ればいいというものではありませんし、1-2時間の短い睡眠を繰り返していてもよくありません。ぐっすりと一定時間眠る必要があるのです。

成長ホルモンが最も活発に分泌されるのは赤ちゃんが睡眠にはいってから3時間ほどといわれています。この3時間の間に深い睡眠をとっていればいるほど、成長ホルモンが多く分泌されているとのことでした。

つまり1-2時間の短い間に起きてしまうと、成長ホルモンは最大限には分泌されません。成長ホルモンを多く分泌させるには3時間は眠る必要があるのです。

■赤ちゃんの睡眠の半分はレム睡眠

多くの大人の睡眠時間は4~8時間といわれています。1日のサイクルの中で浅い眠りといわれるレム睡眠の割合は25%ほどということです。

このレム睡眠は眠っている状態のなかでも、脳は活発な動きをしており、記憶の整理などを行っています。夢をみるのもこのレム睡眠の時といわれているのです。この逆で、脳もゆっくりと休止状態に入っている深い眠りをノンレム睡眠といいます。

大人の場合はこのレム睡眠とノンレム睡眠を90分周期で繰り返すことが知られています。ノンレム睡眠の間に体のメンテナンスを行い、レム睡眠の間に心のメンテナンスを行っているのです。

赤ちゃんの場合は、このレム睡眠が1日の1/3を占めており、睡眠の半分だといわれています。そして、このレム睡眠の間に、脳が成長をしているのです。

レム睡眠の間、脳は神経回路を作っていき、脳幹の活動を活発にさせていきます。この脳を成長させる時間はとても大切なものです。脳が成長することにより、日中の起きている時間が長くなってきて、だんだんと大人と同じような生活サイクルへとなってくるのです。

また、胎児は1日中レム睡眠の状態であるともいわれています。1日中うつらうつらだったのが、この世界に生れ、覚醒状態を身に着けることにより、深い眠りをするようになります。

この深い眠りのときに体を休息させ成長を促し、浅い眠りのときに記憶を整理し、脳を成長させているのです。一口に「睡眠」といってもその役割がとても大きなものであることが分かります。

「寝る子は育つ」ということわざは本当だったということです。昔の方はこのような事情を知る由もなかったでしょうから、今までの経験などでこの言葉は生まれたということでしょう。先人の知恵は凄いですね。

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