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生後3か月ぐらいになると徐々に寝返りができる赤ちゃんが増えてきますよね。初めて自分で移動する動作が出来るようになり、パパとママの感動も大きいのではないでしょうか。

しかし、寝返りができるようになると、気を付けなくてはならないこともたくさんあります。寝返りをする周辺には固いものや危険なものは置かないようにしましょう。寝返りを打ち始めたばかりの赤ちゃんは自分で危険を察知することはできません。

また、邪魔だからといって物をどかす力もありませんので、そのまま寝返りをしてしまいます。そのため、固いものに頭をぶつけてしまったり、布などが鼻や口を覆ってしまったりしてしまうのです。

これは、寝ているときにも同様のことがいえます。

■眠っているときにも寝返りをするようになる

寝返りは何も起きているときにだけする動作ではありません。眠っているときにも寝返りを自然としてしまうこともよくあるのです。

そのため、眠る時の環境には十分注意しましょう。眠っているときの寝返りは、起きているとき以上に無防備になります。泣いたりして痛い、苦しいなどを伝えることもない…なんていう時もあるかもしれませんので、大人が危険を取り払ってあげることが重要です。

■布団周辺には物を置かないようにし、枕にも気を付けよう

起きているときと同様に、周辺に物を置くのはやめましょう。赤ちゃんが眠っている傍にぬいぐるみなどがあるととてもかわいいのですが、寝返りしたことによって、そのぬいぐるみに口や鼻を覆われてしまい、呼吸困難になる…なんていうことも実際におこっているのです。

また、スタイなどをしたまま眠ってしまうこともあるかもしれませんが、できるだけスタイははずし、赤ちゃんから離れた位置に置くようにしましょう。スタイも寝返りを打った時にめくれたりして呼吸を難しくしてしまうことがあります。

そして、枕にも気を付けましょう。枕というと意外かもしれませんが、これも、寝返りを打ち、鼻や口が枕によって塞がれてしまうと赤ちゃんの呼吸を難しくしてしまう可能性があります。特に柔らかい枕などを使用している場合や、タオルを枕代わりにしている場合は、自発的に物をどけられるようになるまで枕の使用を控えるなどした方が良いでしょう。

■布団などにも注意が必要です

赤ちゃん用のベビーベッドやベビー布団を使用している方は、是非一度そのマットの堅さを確認してみてください。大人のものより固めになっていませんか?

これは、寝返りを打った赤ちゃんが、寝具に沈み込んで鼻と口を覆われてしまうのを防ぐためです。

大人の布団や、シーツ、毛布など柔らかいものを使用していると、寝返りを打った時に体が沈み込んでしまい、そのまま鼻や口が布で覆われてしまうことがあります。そのため、大人用の布団を使用している場合は、柔らかすぎないか確認しましょう。

また、掛布団も大人と一緒に使っていると寝返りをした際にそのまま中に潜り込んでしまい、呼吸困難になってしまうことにもなりかねませんので、注意してあげてくださいね。

赤ちゃんの周辺環境を安全に整えてあげるのは大人の義務です。赤ちゃん自身にはどうしようもありませんので、悲しいことにならないためにも、最善のことをしてあげましょう。