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待望の赤ちゃんが生まれてさあ今から…なんて時に初めに味わう現実とのギャップで多いのは、赤ちゃんが夜寝ないということです。

育児は大変というのは先輩パパママの様子で聞いてはいたし、想像していたけれど、こんなに大変だと思わなかった!と心が折れる方も多いかもしれません。

まず、知っておいていただきたいのは、胎児の体内時計はもともと夜型だということです。古来から人間は太陽が昇るころに起き、日が沈むころに眠る…なんていわれていますが、赤ちゃん、特に新生児に限ってはそのようなことはないようです。

胎児の時が夜型で、夜活動している時間が長かったので、産まれたからと言って急に朝方に変えろといわれても大人でも難しいですよね。

そのため、新生児期の多くの赤ちゃんはほとんどの時間を眠りに使いますが、そのなかでも夜は起きている時間が多く、昼間に眠っている時間が長いということがいえるのです。

では、なぜ胎児は夜型なのでしょうか?

これは、母体と大きく関係してきます。胎児の居場所でもあるお母さんのおなかの中で、へその緒を通して胎児と母体は繋がっています。母体からへその緒を通じて栄養を得ているのです。

そしてその栄養の素の多くが血液といわれています。ママの血液から栄養をもらって胎児は成長していくということです。ママから多くの栄養を貰わなくてはならない胎児ですが、ママ自身の身体の維持もしなくてはいけません。

人間は日中活動していることが多いので、この時間帯に赤ちゃんがママから栄養を摂ってしまうと、ママの方が貧血など何らかの不調が出てしまう恐れがあります。

そのため、胎児はママが眠っていて活動が少ないであろう夜の時間帯にママから栄養をもらっているのです。

夜になると胎動が増えたり、陣痛が夜中や明け方に多い理由もこれらのことが原因の一部といわれています。

つまり、胎児はママの身体を守るために夜型の生活を送っているということなのです!

しかし、ひとたび産まれると、今度は大人の生活スタイルに合うように矯正されていきます。大人でも生活スタイルを変えるのはなかなか難しいのに、産まれたばかりの赤ちゃんに急にそれを強要するのは無理な話ですよね。

胎児がママを守るためにしてきた夜型が、今度はパパやママを苦しめることになるなんて皮肉な話ではありますが…このことを理解していると、新生児が寝ないとイライラしたり、他の赤ちゃんと異なるんじゃないかと不安になったりするようなことからは解放されるのではないでしょうか。

新生児はぷかぷかと居心地のいい胎内から急に外の世界に出てきて一生懸命新しい世界に順応しようとしています。

小さな体で精いっぱい頑張っているのです。パパママになったばかりで不安な事やイライラとすることがあるかもしれませんが、赤ちゃんも必死ですので、支えてあげるようにしましょう。

そして、ママは出産で疲れた体をいやすことも仕事の一つです。赤ちゃんが寝ているときは昼だろうが朝だろうが一緒に眠るようにして体力回復に努めてくださいね。