日々赤ちゃんの寝かしつけで体はボロボロ。ずっと抱っこしっぱなしで少しは休憩したい…なんて切実に思うパパやママも少なくないのではないでしょうか。
そんなパパやママにオススメしたいのが、寝たフリ寝かしつけです。
■赤ちゃんの機嫌がいいうちに行うのがコツ
寝たフリ寝かしつけはその名の通り、パパやママが赤ちゃんの前で寝たフリをするというただそれだけです。
このコツは1つだけです。
赤ちゃんが眠たい兆候を見せたうちのまだ機嫌がいい時に行うということです。
赤ちゃんは突然泣き出すこともありますが、大体眠くなったときには欠伸や、顔をくしゃくしゃしたりなど赤ちゃんなりのサインが出てきます。このサインが出ている直後というのは特に機嫌が悪くないことが多いです。
このサインを見逃したり、このサインのうちにうまく寝かしつけが出来なかったりすると、赤ちゃんのグズグズタイムに突入してしまうので、赤ちゃんから出る「眠たい」サインを見落とさないようにし、サインが出たらなるべく早めに実行するようにしましょう。
■方法はシンプル!全力で寝たフリをしましょう
寝たフリ寝かしつけでは赤ちゃんとパパやママが同じ布団で眠る方が効果があります。赤ちゃんの中にはベビーベッドに連れて行かれただけで「一人にされる!」と泣いてしまう子もいるのです。寝かしつけにお困りでしたら、一度同じ布団で寝てみてください。
布団に赤ちゃんを寝かせ、その近くで、パパもママも横になり目を閉じます。たったこれだけで構いません。ただし、赤ちゃんが眠っている姿を見ていないとだめですので、赤ちゃんが見てくれるように始めのうちは少し気を引きましょう。
パパやママが眠っていると、赤ちゃんも、「眠っていいんだな」と感じて眠るようになるといわれています。赤ちゃんにとっては眠るという動作も大きな仕事の一つです。
「今は寝る時間ですよ」と教えてあげることで、赤ちゃんに生活のリズムを教え、またパパもママも眠っていることで、「自分の傍から離れない」という安心感を与えることもできるのです。
また、遊び足りない赤ちゃんも、部屋が暗く、パパもママも眠っていれば「今は寝る時間なんだ」とだんだん認識するようになります。他に遊んでくれる人がいない場合はあきらめて眠ってしまうというケースも少なくないようです。
また、重要なポイントは本気で寝ているように見せることです。赤ちゃんが起きている間は目を開けてもいけません。寝息なんかも演出してみるといいですね。ママの寝息や寝姿は赤ちゃんに安心感を与えるといわれていますから、本当に寝ているように見えるようにしましょう。
■あくまでフリが大切…本当に寝てしまわないように注意!
疲れているときに寝たフリをすると、横になれて体も楽になります。そして、ただのフリのつもりなのに、本当に寝てしまったなんていう話もよく聞く話です。
しかし、本当に寝てしまうと、赤ちゃんにとってよくないことが起こる可能性も捨てきれません。
寝相が悪く潰してしまう可能性もありますし、おもちゃなどを出しっぱなしにしていたり、タオルなどを近くにおいていたら、窒息や誤飲などにもつながる可能性もあります。
もし起きていられる自信がないのであれば、是非赤ちゃんもパパやママも眠ってしまってもいいように、赤ちゃんにとって気を付けなくてはいけないものを取り除いてあげ、パパやママが寝返りで潰すことのないようカバーなど工夫をしておきましょう。