入眠儀式ってご存知ですか?
入眠儀式とは毎晩眠る前に行う動作や行動のことです。夜寝るときには必ずこれを行うという動作を赤ちゃんに覚えてもらうことで夜眠るということが習慣付き「ああもう寝る時間なんだな」と赤ちゃんもわかるようになるので、すんなりと眠りに入れるようになるといわれています。
入眠儀式を行うことにより赤ちゃんの睡眠の質もよくなるという報告もあるくらいです。寝グズリが少なくなったり、夜起きてしまったり夜泣きが減ったり、連続して長く眠ってくれるようになるということもあります。
入眠儀式には様々な方法がありますが、コツは同じ行動をできるだけ同じような時間に毎日行うことです。毎日のルーティーンにしてしまいましょう。
■入眠儀式に決まりごとはありません
入眠儀式ときくと肩苦しく感じてしまいますが、何か決められた儀式を行うわけではありません。どんな方法でも構わないのです。パパやママが「これが入眠儀式!」と決めればそれがあなたの赤ちゃんの入眠儀式になります。
ただし、毎日行うものですのであまり複雑なものや時間のかかるものはやめておきましょう。入眠儀式に10ステップくらいかかったり、2時間も費やしたりしたらもったいないですし、続きませんよね。
また、複雑な入眠儀式は赤ちゃんが理解できない可能性もあります。赤ちゃんにもわかるような分かりやすくて単純なものにしましょう。
パパやママがリラックスして簡単に行える動作というのが入眠儀式のポイントになります。
■様々な入眠儀式をご紹介します
入眠儀式は人それぞれ、パパとママと赤ちゃんが楽しく行えるものなら何でも構いませんが、いったいどんなことをすればいいのか見当がつかない!なんていう方の為に、先輩パパママの実践している入眠儀式をいくつかご紹介します。
●家中に挨拶をしながら電気を消す
寝かしつけのときに、赤ちゃんが寝る部屋だけ電気を消す方もいますが、それではあまり効果がないという方にオススメです。まず赤ちゃんや家族みんなに「おやすみなさい」とあいさつをします。
赤ちゃんを抱っこして、今度は部屋の一つ一つに挨拶をして電気を消していきましょう。玄関やキッチン、リビングなどもです。また、日中赤ちゃんがよく遊ぶおもちゃなどがあれば、そのオモチャにも「おやすみなさい」とあいさつをします。
●絵本を読む
絵本は寝かしつけの中でもポピュラーですよね。毎日数冊読んであげましょう。そして、毎回最後は必ず同じ絵本にします。
最後に同じ絵本を読むことによって「この本を読んだら寝る時間」ということを赤ちゃんに認識してもらうためです。眠りに関する本も多く出ていますので、そういったものを最後に選ぶとよいかもしれませんね。
●手をつないで横になる
手をつないでみんなで横になります。「おやすみなさい」とあいさつをして電気を消しましょう。赤ちゃんが動き出したら優しく背中やお腹をなでたりトントンしてあげたりしてください。
●音楽を聞かせる
オルゴールの音色や子守唄など寝かしつけによい歌を聞かせましょう。できれば普段遊ぶ時に歌う歌とはわけたほうがいいですね。